addsomemusic2008-06-13



 あまり良さそうなジャケではないんですが、内容のほうはめちゃくちゃ素晴らしいSSWアルバム。ただいまのBGMはMARK THOMPSONの1981年にリリースされた『A FINE LINE』なり。たぶんこれが1stだと思います。思い切り手書きの裏ジャケといい、たぶんコロラドの自主盤のようなアルバム。


 81年ということもあり、フォーキー色は薄く、しっかりとしたSSWな雰囲気。その時代ながらAORは薄い。もちろん全曲が彼のオリジナルでレベルは高い。詳細なクレジットとかはないんだけど、4ピースのオーソドックスな編成で、しっかりとまとまっています。1982年の2nd『OPEN WINDOWS EMPTY ROOMS』はレーベルこそ違えど、同じスタジオで録音されてるんど、バック陣もほとんど同じでしょう。2ndはたまに見かけますが、こちらの1stはあまり見かけません。共にグレイトな内容ですが、個人的な好みではこの1stのほうに軍配があがりますね。


 割と落ち着いた楽曲が揃っており、なかなかツボを心得たような内容。メロウな「THERE'S A PLACE IN THE WORLD」など、グッとくる名曲が並んでいます。オーソドックスなSSWファンには聴いてもらいたい1枚です。