addsomemusic2008-08-07



 先週末に東京へ遊びに行ってました。その時にゲットした1枚でその内容の良さにニンマリとしているのがED KILBOUNEの1980年にリリースされた『PLAY IT AGAIN』です。可愛らしいジャケに惹かれ、ほとんどジャケ買い状態・・・といってもしっかりと試聴はしているんですけどね(笑)。でもほぼ1曲目の頭を聴いただけで購入してしまいました。マイナーSSW好きのツボを突きまくる名盤だと思います。


 オリジナルは半数ほどですが、そのどれもが高レベルです。アコギの響きに甘いメロディは私の胸を鷲掴みにしてきます。特に「THE TIE THAT BINDS」や「MISSIONARY」「WAVE TO THE EAGLE」は良いですねぇ〜。特にシンプルなメロディながらその琴線をくすぐるような流れでグッとくる「MISSIONARY」はベスト・トラックの1曲。


 カバーのデキもよく、キャロル・キングやトム・パクストン、ゴードン・ライトフットらの大ネタともいえる楽曲を取り上げてくれています。これらのカバーも違和感なく収まっていてなかなか良い塩梅なんですよね。シンプルなフォーキー・ソングから小粋なグッドタイミーな曲まで粒揃いの満足盤。カバーの解釈も良いんですが、やはりオリジナル曲の良さが特筆もの。全曲彼のオリジナルで作って欲しかったなぁ。と思ってしまいますね。残念。


 クレジットを眺めていたらプロデュースにRON MOOREの名前が!よく見るとRON MOOREの名盤『SILENCE IS MUSIC』と同じレーベルでした。ミシガンのマイナー・レーベルだと思いますが、これだけクオリティの高いアルバムを何枚も残しているとはスゴイですね。あ〜RON MOOREもいつか取り上げますよ!


 こんなマイナーSSWアルバムが普通に中古屋に転がってるなんて、なんて素敵な町なんでしょう。東京って。