addsomemusic2008-08-09



 なんとなくリトル・フィートの1971年にリリースされた『LITTLE FEAT』を聴いてます。リトル・フィートといえば『SAILIN' SHOES』や『DIXIE CHICKEN』ばかり取り上げられていて、このファーストはほとんど取り上げられることはない。でもこれ、かなりカッコイイ1枚なんですよね。


 『DIXIE CHICKEN』でみせる、もはや円熟味ともいえるファンキー・サウンドに対して、このファーストではもっとゴツゴツとした荒削りなファンキー・サウンド。生々しさといったサウンドともいえるし、この荒削りな音を好む方も多い。久しぶりに聴いてみたけど、これはとんでもないアルバムだと再認識している次第です。確かに荒っぽいし、せっかくの美メロな曲もややぶっきらぼうなボーカルで名曲指数は下がっている。その代表ともいえるのが「WILLIN'」かな。言わずと知れた彼らの代表曲ですが、その多くは『SAILIN' SHOES』での再録やライブ盤『WAITING FOR COLUMBUS』でのバーションが取り上げられています。初出となったこのファーストでのバージョンも捨てがたいんですよねぇ。確かに名曲指数は下がってますが、実際にバンドとかやってるような方だと、こちらのなんともルーズなバージョンのほうがシビレルんじゃないでしょうか。ライ・クーダーも参加してますしね。


 無骨なサウンドながら先にあげた「WILLIN'」の他にもバーズが取り上げた「TRUCK STOP GIRL」やボニー・レイットが取り上げた「TAKIN' MY TIME」など名曲多いです。大好きな「STROWBERRY FLATS」なんてちょっとザ・バンドっぽくてカッコイイです。