addsomemusic2008-08-16



 なんとなく取り出して聴いてるのはTHE BERGERFOLKの1974年にリリースされた3rd『SINGS OF SUNSHINE AND RAINBOWS』なり。70年代のアルバムだけど、60年代テイストがビシバシと伝わるフォーク・アルバム。レーベルはFOLKWAYSなんで納得の内容というところでしょう。時代遅れのフォーク・アルバムなれど、素晴らしい歌と温かさが詰まったアルバムだと思います。


 THE BERGERFOLKはファミリー・バンド。BERGER夫婦とともにその子供達とともに歌や演奏を楽しんでいます。もちろん全編アコースティックなサウンドに、夫婦の歌声から子供達のハーモニーまで本当にピュアで素敵すぎます。かなり小さい(と思われる)お子さんのリード・ボーカルもあったりと微笑ましくもあります。しかし思いのほか演奏もしっかりとしているし、かなりレベルは高い。


 トラディショナルからカーター・ファミリーやピート・シーガー、トム・パクストンらの曲を中心に取り上げていますが、ロック寄りの方にはヤングブラッズでヒットした「GET TOGETHER」を取り上げているのに驚くかも。まぁこの曲はフォーク系のアーティストにはよく取り上げられている曲なんですが、ここでもなかなか秀逸なカバーとなっています。他の曲と比べてドラムが聴いてて、ほんの少しロック寄りのアプローチで、これがまた素敵に響きます。まぁ良い曲は誰がどんなアレンジで演っても名曲なんですね。


 チルドレンものがお好きな方もぜひ!