addsomemusic2008-09-09



 ただいまのBGMは美空ひばりの『ひばりとシャープ』なり。1961年に25センチ盤でリリースされた原信夫とシャープス・アンド・フラッツとの共演盤で、全曲でジャズのスタンダードを歌うというもの。美空ひばりについては説明する必要もないし、基本的に専門外なんで私が説明できない(笑)。演歌とかはあまり興味はないけど、美空ひばりっていろんなジャンルの曲を結構歌っているんですよね。そんな時代だったのかもしれませんが、ジャズ・スタンダード集というのはとても興味がそそられます。先月、紙ジャケでCD化された時に思わず買ってしまいました。


 ジャズ・スタンダードといっても全て日本語で歌われています。そんなところでガッカリするような方も多いでしょうが、これはかなり聴かせてくれる1枚。ジャズの名曲を美空ひばり流に歌った・・・といったほうがしっくりくるでしょう。ジャズとは違う節回しに時折苦笑いもでますが、単純に歌が上手く、ジャズ・ボーカル・アルバムとしてじゅんぶん楽しめるし、実際に日本人でこれだけ上手い歌い手もそうはいないと改めて思い知らされました。それに原信夫とシャープス・アンド・フラッツの演奏がかなり素晴らしいです!


 「虹の彼方」「クライ・ミー・ア・リバー」「アイ・ラブ・パリ」「ラブ・レター」「ダニー・ボーイ」など名曲満載。ボートラで「匕首マック」なる曲が収録されてます。「匕首マック」ってなんだ??と思ったら「MACK THE KNIFE」でした(笑)。


 ジャケがいいですね。60年代のこのテのジャケって大好きです。オススメ!


 

ひばりとシャープ 虹の彼方(完全限定生産盤)

ひばりとシャープ 虹の彼方(完全限定生産盤)