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基本的にフォーク好きの私は、SSWといってもアコースティックなサウンドを中心としたフォーク色の濃いものを普段よく聴いています。でも今日はフォーク色というより、AOR色が濃いといったほうがしっくりとくるSSWアルバムを。ただいまのBGMはJACK McMAHONの1982年にリリースされた『BETTER LATE』なり。オレゴンはポートランドのマイナー系だけど、その筋の方々には人気盤。いわゆる自主盤好きが好んで聴くフォーク・サイケといった分野ではなく、もっとオーソドックスなSSW〜AOR系のサウンド。普通にメジャーの音に親しんでる方には素晴らしいアルバムとして耳に届くと思います。
全曲が彼のオリジナルでそのレベルが非常に高い。メロウで洗練されたメロディでありながら温かさも感じられ、私のような地味好みな人にもグッと迫ってくる魅力があります。しっかりとしたサウンドで、80年代ならではのシンセが絡んでくるし、ホーンの使い方がなるほど都会的な味わいだ。でも適度に彼の弾くアコギが心地よく、ここらあたりに温かさを感じるんでしょう。もちろん心地よいポップ・ソングが収録されてるってのもありますけどね。ハーモニカをフューチャーした「OH SISTER」とかは地味好みな私にはグッときます。
ボーカルにGARY OGANが参加しています。彼もポートランドでしたね。地元同士で親交があったんでしょう。控えめながら効果的なハーモニーを付けてくれています。「WHAT KIND OF FOOL」とか良い仕事をしてます。
子供がギターを抱えたジャケも可愛らしく、人気なのも頷けます。アナログはそこそこレアですが、素晴らしいことにCD化されてます。CDもマイナー・レーベルからっぽいんで、買えるうちに買っておきましょう。オススメ!
- アーティスト: ジャック・マクマホン
- 出版社/メーカー: マスクラット・レコード
- 発売日: 2007/09/19
- メディア: CD
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