addsomemusic2008-11-14



 我が家のレコ棚の端の一角が「新入荷」コーナーになってるんですよ。聴いて良かったものはこのブログで取り上げようと思って「新入荷」コーナーで登場を待っています。ブログに取り上げられればアルファベット順に並んでるレコ棚に収まるわけなんですよ。このコーナーには100枚くらい入るんだけど、すでに溢れかえっていて、棚の下に並べられちゃってすでに200枚は超えてしまった。次々と新入荷レコを取り上げればいいんだけど、昔から持ってるヤツを取り上げたり、以前取り上げたものが再登場したりしていて、全然に減らないんですよ(笑)。もっとがんばって取り上げよう(笑)。


 そんなわけで、随分前に買ったのにようやく取り上げているレコでも。ただいまのBGMはDON HUNTSINGERの1975年にリリースされた『IF DREAMS WERE TRUE』なり。限りなく自主盤に近いような類のアルバムなのかもしれませんが、中身はグレイトです。割と太く渋めなボーカルで、曲の粒も揃っています。USならではのルーラルなタイプの曲もありますが、全体的に洗練されたサウンド。彼はアコギを弾いていますが、弾き語りではなくしっかりとしたバンド・サウンドがサポートしています。スティールやバンジョーなどが絡むのはいかにも米国的ではありますね。割とシンセが大きくフューチャーされている曲があって、それらはなかなかスペイシーな雰囲気を漂わせています。ほとんどがオリジナルなんですが「SUMMERTIME」のカバーなんてのもやっています。全体的にサイケな香りを振りかけたようなサウンドにはマイナー好きには喜ばれるところでしょう。


 雲に寝転がるイラストが印象的ですが、ジャケほど心地よいタイプの音ではないです。やはりこれは、あの700 WESTで録音されたアルバムだからこそ漂う感触なんでしょうかね。普通のSSWアルバムには得られないものだと思います。