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　ただいまのBGMはSTEVE BROWNの『ONE WAY HOME』なり。詳細不明。まぁあまり調べる気もないんですが、ほとんどジャケ買いしたレコですからね。まぁ素晴らしい音楽にバックボーンなんて必要ないです。そう、これは本当に素敵なアルバム。

　いわゆるクリスチャン系のフォーク・シンガーなのでしょう。何年のリリースなのかも知りませんが、70年代の音っぽい。アコギを中心として、彼の歌を前面に押し出すようなわずかなバッキング。典型的なSSWスタイルのフォーキー・アルバム。収録された曲の中でオリジナルは半数程度とSSWとしては中途半端ですが、それを補って余りあるほど美しく響き渡るアルバムです。

　とりたててスゴイところがあるわけでもない。ただ淡々と「歌」を歌っているに過ぎないんですが、そこはかとない美しさを感じます。オープニングを飾る「MORNING PRAYERS」からノックアウトされてしまいました。彼の爪弾くアコギの音色と穏やかで優しさの溢れたボーカル。しっとりとして地味なナンバーなんですが、個人的にグッとくるものがあります。聴けば聴くほど染み入ってくるこんな曲こそが真の名曲といえるようなものでしょう。

　そう、染みるアルバム・・・これはそんな1枚だなぁ。