addsomemusic2008-12-03



 ただいまのBGMはRON MOOREの1971年にリリースされた『WILMORE』なり。RON MOOREは何枚かアルバムをリリースしていますが、これが1stかな?違っていたらゴメンナサイ。彼自身によるレーベルAIRBORNEからのリリースで、シンプルなSSWアルバムながら大好きな1枚です。


 RON MOOREを中心に、たったの3人で作られたサウンド。凝った作りは一切ないんだけど、なんともドリーミーな感覚が全体を覆っているのは、そのメロディの心地よさにあるのかもしれません。彼の優しさに溢れたボーカルも一役買っていますし、時代ならではのサイキーはフレイヴァーを感じ取ることは出来ます。


 割と淡々としたアルバムだとは思います。ただなんともいえない心地よさを感じ、聴いてると本当に気持ちよくなれます。アコギの響きとマイルドで抑え気味なボーカルとのバランスが良いんでしょう。派手さはないけど、これは本当に素晴らしいアルバムだと思います。フォーク・サイケなSSWアルバムといった風情でしょうねぇ。淡々としているとはいえ、そのメロディ・ラインはツボを心得たもの。控えめなハーモニーも隠し味のように効いてきます。そう・・・地味なんですよ(笑)。でもねぇ・・・このマイナー感溢れる心地よさは格別なものがありますね。グレイト!