addsomemusic2008-12-08



 SSWアルバムって地味で淡々としたものが多いですね。そんな中、なかなかカッコイイぞ!と思わせるアルバムとしてELMER HAWKESの『BOSTON SERENADE』はお気に入りの1枚。アルバム・タイトルの通り、マサチューセッツはボストンのSSWで、今もなお現役で活動しているようです。このアルバムが何年のリリースなのかはよく分かりませんが、80年代頭くらいじゃないでしょうか?


 ジャケは今となっては、かなり痛いです(笑)。当時はかっこよかったのかな?確かにジャケ名盤度は低いんですが、なかなかカッコイイんですよ。ややルーズなボーカルに軽快なナンバーなんて、かなりパンクっぽいメロディだと思います。もちろんスロー〜ミディアムなナンバーもあるんですが、アルバムのトップを飾る「WHEN THE DEAL WENT DOWN」の印象が強すぎて、疾走感を感じさせるようなアルバムという印象を受けてしまいます。全曲が彼自身の手による楽曲で、これまたレベルが高いです。


 これ以前の彼のアルバムも聴いたことがありますが、それはもっとカントリー・フレイヴァー溢れるものでした。もしかしたら見当ハズレかもしれませんが、ディラン〜ヴェルヴェット・チルドレン〜ニューヨーク・パンクあたりの影響を受けているのかもしれません。とはいってもサウンドはSSW的な音なんですけどね。かなり好きです。