addsomemusic2008-12-21



 SSWの裏名盤もフォーク寄りの音が多いので、今回はロック寄りのアルバムを。ただいまのBGMはCALVIN KEANEの1977年にリリースされた『CALVIN KEANE』なり。USフォーク・サイケなレア盤にして名盤なわけだけど、割とギター・サウンドが強いナンバーが印象的ですが、思いの他バラエティに富んでいます。スマートなアルバムではなく、どちらかといえば混沌とした雰囲気を感じさせないでもないですね。


 ニール・ヤングばりの熱いギターが鳴り響くナンバーから、ブルース・ロック、フォーク・ロック、はたまたジャジーなナンバーまで揃っています。ほとんどの曲を彼自身が書いていますが、そのレベルも高く、アルバム全体を通してなかなかロッキンなアルバムでカッコイイ。70年代のUSサイキーな音が好きな方には絶賛モノでしょう。SSWやフォークといったシンプルで地味なサウンドではないので、フォーク好きよりもロック好きに強烈にオススメいたします。


 USのマイナー・レーベルを探してる方には認知されているTIGER LILYからのリリースというのもポイントでしょうね。このレーベルかなり良いアルバムが多いんで、その筋の方々は要注意でしょう。ただこのアルバムもそうですが、TIGER LILY関連はどれもレアなのが難点なんですよね(笑)。海外でもあまり見かけませんが、見たらぜひ!