addsomemusic2009-01-04



 ただいまのBGMはPAUL LEVINSONの唯一のアルバム『TWICE UPON & RHYME』なり。彼は今では有名なSF作家のようです。で、このアルバムは本当に素晴らしいです。1972年のリリースなんですが60年代のフォーク・ロックなサウンド。そうラヴィン・スプーンフルを思わせるようなグッドタイム・ミュージックの継承・・・一聴まさにそんな感じなんだけど、やはりどこか違う。なんだかチープで屈折したものを感じます。アレンジもトリッキーな曲があるし、ほのぼのとした雰囲気は見せ掛けなのでは?と思わせる瞬間を幾度となく聞く事が出来ます。穏やかな外見とは裏腹に内に毒が隠されてるような不思議な世界。そんな魅力がこのアルバムがサイケ・ファンに愛されてる理由の一つなんでしょうね。


 自主盤としてはまさに文句のつけようがないくらいに素敵なグッドタイム・ミュージックで大好きなアルバム。特に黄昏フォーク・ナンバーな「LOOKING FOR SUNSETS」がベスト・トラックか?けっこうレアなアルバムかもしれませんが安く見かけたら(無理?)迷うことなくゲットすることをオススメいたします。


 ・・・すいません、私のHPの記事をコピペしました(笑)。私的名盤でこんなアルバム選ぶ人も少ないと思いますが、好きなんだからしょうがない。実は久々に聴いたんですが、やはり素晴らしかった。自主盤ならではのチープな録音だし、ボーカルもけっこうヘロヘロなんだけどね。実はこれCD化されてるのを知って思わず取り出したんですよ。またも韓国のレーベルでした(BELLA TERRAではないです)。素晴らしい!


 そういえば、レコードコレクターズの伝説となりつつある2002年7月号の「サイケデリック」特集でもこのアルバムがピックアップされていました。サイケ特集に載ってるくらいだから一般ウケしない?ってことかな(笑)。