addsomemusic2009-01-05



 なんでも、昨年の終わり頃にデラニー・ブラムレットが亡くなったそうだ。追悼の意も込めて、ただいまのBGMはDELANEY & BONNIEの1969年にリリースされた『THE ORIGINAL DELANEY & BONNIE』なり。個人的にはデラニー&ボニーといえばコレ。まぁデラニー&ボニーのアルバムで初めて聴いたのがコレだったんで愛着が深いんだろう。他にもアルバムが何枚もあるけど、どれも素晴らしい。


 ひとことで言ってしまえば、これぞスワンプの名盤である。初めて聴いたのは高校生の時だったと思うけど、その頃に「スワンプ」うんぬんを意識したのかどうかは覚えていないけど、ソウルフルで本当に黒っぽいアルバムだなぁとはハッキリと実感していた。同じ頃に聴いたレオン・ラッセルのアルバムでもそう思ったけど、個人的には圧倒的にデラボニが好きだったなぁ。


 黒人専門のスタックスから『HOME』というアルバムをリリースしたのも1969年かな。この『THE ORIGINAL DELANEY & BONNIE』とどちらが先に世に出たのかは知らないけど、私にとっては『THE ORIGINAL DELANEY & BONNIE』こそが、その名の通り「オリジナル」なのです。


 夫婦によるソウルフルなボーカルの掛け合いが最大の魅力。もちろんそれを支える最高のバック陣。レオン・ラッセル、ボビー・ウィットロック、ドクター・ジョンジム・ケルトナー、リタ・クーリッジ・・・メンツを見ただけで熱くなれますね。当時のデラボニはまさに脂がのっていた頃で、影響力もあった。彼らに魅了されたエリック・クラプトンがライブにデラボニと同行したり、遂にはデレク&ドミノス結成のキッカケを作ったというのも間違いないところでしょう。


 久々に取り出して聴いたんだけど、どの曲も良いですねぇ。レベル高すぎ!


Original Delaney & Bonnie: Accept No Substitute

Original Delaney & Bonnie: Accept No Substitute