addsomemusic2009-01-12



 なんとなく取り出して聴いてるのはKATE WOLFの1976年にリリースされた1st『BACK ROADS』なり。正式にはKATE WOLF & THE WILDWOOD FLOWER名義になっています。なんでもこのアルバムは自宅のリヴィングルームでライブ録音されたらしいですね。オリジナルは自主レーベルからのリリースで案外レア。


 フォークを中心としたサウンドで、ピュアな手作り感溢れるもの。バック・メンバーがバンジョーフィドルマンドリンなどを手がけてるため、カントリー・テイストもいいエッセンスになっています。ナンシー・グリフィスやエミルー・ハリスあたりがお好きな方にはオススメな1枚ですね。でもケイト・ウルフのほうはもっとフォーク寄り。シンプルでピュアな曲達がグッときます。


 このアルバムでは飛びぬけた曲はないかもしれませんが、どれも染み入るような曲ばかり。地味かもしれませんが、長く聴き続けていけるようなタイプのモノだと思います。個人的には地味好みのためか、ケイト・ウルフといえばこのアルバムですね。なんでも1986年に44歳の若さで亡くなったそうです。


 以前にライノからCD化されていたんですが、AMAZONで検索してみたら廃盤のよう。残念ですね。紙ジャケで再発してあげてください。多くのSSW〜フォーク好きの方に聴いてもらいたい名盤です。