addsomemusic2009-02-03



 さて、本日は私には珍しいUKモノでも。私は自他共に認めるUSフリークでして、UKモノはほとんど聴きません。別に嫌いではないと思うんですが、USのマニアックなものに手を伸ばしてるんで、UKまで手が回らないといったところかな。それにUKモノってどれも高いんですよね(笑)。USモノが落ち着いたら老後の楽しみにUKフォークを温存しているのです(笑)。まぁ聴きだすと歯止めが効かなくなるのが怖いというのが本音でしょう。だから敢えて避けてますから!


 だから、このブログ自体にUKモノが登場するのは稀ですし、まして「名盤100選」のカテゴリーでは奇跡ともいえる1枚でしょう。そんな奇跡ともいえる素晴らしいアルバムはHERONの1970年にリリースされた『HERON』なり。これはUKとかUSなんて括りをすることがナンセンスともいえる素晴らしすぎる名盤だと思います。「木漏れ日フォーク」なんて誰が名づけたんでしょう。まさに、そのままな牧歌的なサウンドはフォーク好きの私の心を鷲掴みにして話しません。ゆったりとした曲ばかりで、アコギを中心としたサウンドとボーカルは心地よさバツグン。エレピとか入ってるんですが、アコースティックなサウンドをより味わい深く演出してくれています。


 面白いことに野外で録音されていて、曲間に「鳥のさえずり」とか聞こえてくるんですよね。これがまたよく似合ってるんだ。優しく穏やかで心地よい究極のアルバムの1枚だと思います。


 2ndも同様のアルバムでなかなか良いんだけど、この1stで聴けた「魔法」を私はもう感じなかったなぁ。


Upon Reflection: The Dawn Anthology

Upon Reflection: The Dawn Anthology