addsomemusic2009-02-28



 SSWの裏名盤も記念すべき200枚へ向けてカウントダウンですね〜。そんなわけで今回はEMMETT TAYLORの『EMMETT TAYLOR WITH STEPHEN EYRE』なり。何年のリリースなのかは分からないけど間違いなく70年代はミズーリのマイナー・フォーク・サイケ・アルバム。SSWよりもサイケ好きの方が探してるようなアルバムかもしれません。


 基本はEMMETT TAYLORを中心としたSSW〜フォーク系のサウンドなんだけど、オープニングの「MORE OF DELUSION」からしてサイケ・ギターが鳴り響くガレージ寄りのサウンドだったり、妙にエコーが効いたアシッド・テイストなナンバーがあったりと、かなり深い内容。アルバム・タイトルから分かるようにボーカルでSTEPHEN EYREが参加している曲もあります。ただ曲ごとのクレジットがないんで、どの曲がSTEPHEN EYREによるリードなのかは不明。まぁ明らかに声が違う曲があるんで、それかな?と。WITH STEPHEN EYREと書かれてる割にはそんなに大きな仕事はしていません(笑)。


 全体的にガレージ色が感じられ、まさにガレージ・フォークといった趣き。ハマる人には絶対的な存在感を示してくれるようなアルバムだと思います。まぁ分かる人には分かる・・・といったところでしょうか。万人を受け付けませんが、やはりこのアルバムが放つオーラはスゴイものを感じます。フォーク・サイケの名盤だと思います。


 なんともFOLKWAYSを思わせるジャケですが、それらとは全く違うサイキーな音を放っています。激レアなのが残念ですが、韓国の某レーベルあたりでCD化してくれないでしょうか?それなりに売れると思いますよ。