addsomemusic2009-03-26



 このブログのメイン・コーナーともいえる「SSWの裏名盤」が200枚目となりました。思い起こせば、なんとなく始めたのが2005年10月8日のこと。MIKE YANOSKAの『YANOSKA』を取り上げたのが最初でした。その頃はこんなに長期企画になるだなんて・・・。取り上げても取り上げても、そのテのレコをどんどん買っちゃうものだからネタが尽きない(笑)。このせいでマニアック・ブログと認知されてしまったようです。


 さて、200枚目。特別なモノを取り上げるつもりもないんで、大好きで、それでいてCDで買えるモノ。既にこのブログでも取り上げ済みなんで、200回を記念して手抜きでコピペしておきます(笑)。

  思わずため息がでるような音楽・・・もちろんツマンナイという意味ではないです。思わずため息がこぼれるような素敵な音楽。そうこれほどの美しい音楽が存在するのか?まさに神からの授かりもの・・・とも思えるくらいの美しさ。まさに「天上の調べ」の如く。


 ただいまのBGMはCHUCK & MARY PERRINの『THE LAST WORD』なり。これ1967年の1st『BROTHER & SISTER』と1969年の2nd『NEXT OF KIN』をカップリングしたCD。これがリリースされた時は興奮しました。こんな美しい音楽が存在していただなんて!まさに鳥肌モノだったなぁ。いわゆる自主フォークの類で、フォーク・サイケとも呼ばれてるようなもの。基本はいたってシンプルなアコースティック・サウンド。そこにペリン兄妹の素敵なボーカルの調べが混ざり合って美しすぎる世界を聴かせてくれます。1曲目の「COMMENCEMENT」のイントロのギター一音だけで別世界の様相を醸し出しています。単純にフォークとくくりきれない洗練されたサウンド、まさに自主盤ならではの味わいでしょうねぇ。数曲のカバーが収録されていますが個人的にラヴィン・スプーンフルの「YOUNGER GENERATION」は嬉しいですね。本当に素晴らしいカバーです。自主フォーク独特の世界観は『BROTHER & SISTER』のほうに顕著かな。音数も多くなって聴きやすいのは『NEXT OF KIN』のほうかもしれません。ソフト・ロック的な曲もあるしね。まぁそんな些細なことは問題にならないくらい両アルバムともある種の高みの達したような奇跡ともいえるアルバムだと思います。


 自主盤なんでオリジナルは共に500枚プレスだとか。とても私のような普通のサラリーマンに手が届くようなレコではありません。特に1stなんて4桁ドルくらいしますから。目玉が飛び出ます。でもそんな激レア盤がCD化されてるんだから世の中面白いよね。今ではタワレコAMAZONなんかで容易に買えるんで興味のある方はぜひ。実際に聴いてみて「ただのフォークじゃん」と思った方はこの世界に向かない方だということで(笑)。


 2006年5月にこのブログに書いたものをそのままコピペしてきました。この時に書いた感想は今もそのまま継続しています。今でもこのジャンルの中では最愛のアルバム。そして未だにアナログには手が出ずCDを聴き続けています(笑)。


   


The Last Word

The Last Word