addsomemusic2009-04-11



 ただいまのBGMはSNOW GEESEの1977年にリリースされた『FEATHERS IN THE WIND』なり。SNOW GEESEはJAMES MICHAEL TAYLORとBARBARA ANNE TAYLORによる夫婦デュオ。テキサスの自主フォーク・サイケ・アルバムで、二人以外にMICHAEL JEFFREYが演奏とハーモニーで参加しており、ほぼ3人だけで作られたアルバムだと思います。


 夫婦デュオというより、どちらかがリードを取り軽くハーモニーが付くといった感じのボーカルが、アコースティック・サウンドにのって素晴らしい歌の数々を聴かせてくれます。地味なアシッド・テイストなものはほとんどなく、フォーキー・スタイルのものからカントリー・テイストなものやブルージーなもの、フォーク・ロックなサウンドと、いろいろな顔を覗かせてくれます。シンプルなフォーキー・スタイルの曲もいいですが、やはりベースやドラムも入ったフォーク・ロックな曲が聴き所かな。曲によってはサイケ・フィールを感じさせてくれるし、とにかくクオリティが高い。


 全曲JAMES MICHAEL TAYLORによるオリジナルでレベルは高い。ボーカルもその多くはJAMES MICHAEL TAYLORによるものだけど。数曲で聴けるBARBARA ANNE TAYLORによるものは美しい歌声でこれもまた素晴らしい。いいアクセントになっていますね。


 あまり食指をそそらないジャケなのがマイナスですが、海外では評価の高い1枚。日本での認知度は知りませんが、たぶんほとんど知られていないようなものかもしれません。自主フォークのかなりレベルの高いアルバムだと思いますので、見かけたらぜひ!