addsomemusic2009-04-16



 ただいまのBGMはたぶんJIM & DEE PATTONの『AGAPE FORCE』なり。たぶん・・・ってかなり曖昧だけど、だってアーティスト名とかジャケに表示がないんだもん。レーベル面には『AGAPE FORCE』の文字が。裏ジャケに印字された歌詞の最後にJIM PATTONとDEE PATTONのサインが印字されていたんで、ジャケに映るこの二人によるデュオ名義でいいんでしょう。たぶん1973年リリースのカリフォルニアの自主盤の類だと思います。タイトルから分かるようにクリスチャン・フォーク・サイケなアルバム。


 夫婦なのか兄妹なのかも分かりませんが、男女デュオによるアルバム。といっても弾き語りフォークでなく、シンプルですがベースやドラムも入るバック・サウンドが付いています。まさに自主フォーク・サイケな趣きで、アコースティックな肌触りがとても心地よい。JIM & DEE PATTONはそれぞれリードも取るし、ハーモニーも聴かせてくれます。楽曲も全てオリジナルでとてもレベルが高い。女性のボーカルはそれほど美しさを感じさせないのが難点かな(もちろん悪くはないです)。


 マイナーなアルバムで録音もシンプルですが、しっかりと作りこまれている印象は受けます。メロディの良さとハーモニーの良さも合わせて気持ちよく耳に届きます。ずば抜けた曲はないですが駄曲もない。でも木漏れ日フォークともいえる「GLORIOUS PRINCE」は個人的に大好き。こんなアルバムが案外長く聴き続けていけるんだろうなぁと思います。好きなアルバムです!