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　携帯で「コナン」って打ったら「名探偵コナン」って変換された！スゴイ！・・・なんて前振りは全然関係ないんだけど、ただいまのBGMはCONANの『TELL OL' ANITA』なり。何年のリリースなのかは不明ですが、間違いなく70年代のカリフォルニアはサクラメントのマイナーSSWアルバムにして、名盤。

　CONANはピアノ弾きで、バックにギター・ベース・ドラムが付くオーソドックスな編成。全体的に落ち着いた印象のアルバムですが、ギターの音色やメロディがなかなかサイケなのもあるし、シンプルな楽曲ではアシッド･テイストも感じさせてくれます。コロコロと転がるようなピアノを前面に押し出した「CRY BABY」なんかはオールドタイミーな肌触り。個人的にはこのテの曲には滅法弱いんですよね〜。素敵過ぎます。米国SSWらしい、ややルーラルな曲も心地よい。ブルース・ロック的な「WATCH THE TEETH」もカッコイイなぁ。女性のハーモニーが効果的でノホホンとした「SHAMELESS IN HIGH DRAG」も素敵です。こう色々書くと散漫な印象に思われるかもしれませんが、全体に芯が通ったようなバランス感覚で散漫には感じません。バラエティに富みながらいかにもCONANらしいジェントリーな雰囲気が全体覆ってるんですよね。

　やはり分かる人には分かるようで、マイナーなSSW〜フォーク・サイケ好きの間では結構な人気盤。海外でも高評価の1枚です。見かけたらぜひ！