addsomemusic2009-05-09



 ただいまのBGMはFRED J. EAGLESMITHの1980年にリリースされた『FRED J. EAGLESMITH』なり。カナダはオンタリオのSSWで何枚かあるアルバムの中で、これは1stだと思います。


 いわゆるルーラル・フォーク・サイケと呼びたくなるようなグレイトなSSWアルバム。カナダのSSWって本当にレベルが高いなぁ・・・といつも思います。プロデュースやギターでDAVID ESSIGの名前があるのも嬉しいですよね。彼のアルバムもまたどれも良いんですよねぇ。


 カナダなれど、いかにも米国的なサウンドにニンマリ。全体的にルーラル色が強く、バンジョーマンドリン、ストリングスやホーンも交えて、一本調子にならずアルバム通してレベルが高い。でもカラッとした明るさではなく、やや落ち着いた印象なのはカナダのSSWならではなのかもしれませんね。


 オープリングのゆったりした「TAKE HER IN YOUR ARMS」から始まり、洗練されたメロウな曲から、カントリー色の濃いものまで色とりどり。しかし散漫にならず芯が通っていてまとまりのあるアルバムです。それも収録された楽曲がどれも良い曲ばかりだからかもしれません。B面トップのスローな「OLD COACH DRIVER」なんて胸を打つような名曲です。アルバムを通してこのクオリティはマイナー・アルバムなれど群を抜いてる印象は受けますね。海外をはじめ、人気盤なのも頷ける内容だと思います。大好き!