addsomemusic2009-05-10



 個人的なウォンツ・リストの最上位にあるアルバムを聴くことができました!BOB PATTERSONの1971年にリリースされた『INSTRUMENTALIST, SINGER, SONGWRITER』なんですが、もちろんメガ・レアなオリジナルではなくCDなんですけどね。オリジナルは数百ドルはするようなレア盤で、とてもじゃないけど手がでない。こんなマイナーなアルバムは聴くことなんて無理なんだろうなぁ・・・と思っていただけにCD化は衝撃的でした。またもやってくれました!韓国のBELLA TERRAからのリリースです。個人的にはTHE RFDやADAMKOSKYのCD化並の衝撃です。韓国ではUSのマイナー・アルバムの発掘が盛んに行われてますねぇ。このCDもそうだけど、基本的にこのテのCDは見なくなったら最後なんで買えるうちに買っておきましょう。


 フィラデルフィアで録音されたSSWアルバム。アルバム・タイトルで分かるように数曲のインストを配しています。彼の弾く12弦とサポートのギターによる演奏が中心でシンプルながら力強く、また哀愁を帯びたボーカルで素敵な歌を聴かせてくれています。もうとにかくこのクオリティはなに?って感じですね。ギター2本によるアコースティックなサウンドなんで地味といえば地味ですが、インストの配置もいいし、またその腕前にも唸ります。数曲でベース等のサポートが入る曲もあります。「I'M GOING HOME」では演奏者にELIZABETHとクレジットされています。ELIZABETHはBOB PATTERSONがソロ以前に在籍していたバンド。ELIZABETHのアルバムは持っていないんでよく分からないんですが、たぶんそのメンバーによる演奏なんでしょう。


 自主フォーク・サイケやマイナーSSWがお好きな方には絶対にオススメのアルバムです。この後、フロリダに移り2枚のアルバムをリリースしています(これらも激レア)が、この1stが最高傑作。アナログはどれも入手困難なんで、本当にこのCD化は嬉しいですね。他のアルバムのCD化もよろしく!(笑)