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　ただいまのBGMはBARRY GOLDBERGの1974年にリリースされた『BARRY GOLDBERG』なり。以前にボブ・ディランのバックで演奏していたのが縁なのか、このアルバムではボブ・ディランもプロデュースの名を連ねていますし、コーラスやパーカッションで参加もしています。

　ピート・カーやエディ・ヒントンといったツワモノ達をバックにマッスル・ショールズで録音されています。これだけ聞くとコテコテのスワンプ・アルバムか？と思っちゃうんですが、なんともリラックスした感じで飄々と歌っております。あまり上手い歌い手ではないんですが何とも言えぬ味があってとても楽しいアルバムに仕上がってるんですね。

　全曲彼の手によるもので、ジェリー・ゴフィンとの共作が2曲納められてるのもポイント高いですね。「IT'S NOT THE SPOYLIGHT」はロッド・スチュワートが取り上げたことで有名。全体にほのぼのとしていて、まさに私好み。レゲエってぽい曲があるのはご愛嬌か。1曲目の「STORMY WEATHER COWBOY」が個人的なベストトラック。

　SSW〜スワンプ好きには必聴ともいえる名盤中の名盤です。ATCOからのリリースだったのに今までCD化されていませんでした。こんな名盤はCD化しないとマズイでしょ・・・なんて随分昔の名盤探検隊シリーズで出なかった時に思っていました。そんな名盤がようやくCD化のようです。これは聴きましょう。

Barry Goldberg