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　ただいまのBGMはBOB McDILLの1972年にリリースされた『SHORT STORIES』なり。ボブ・マクディルはナッシュビルを拠点にしていたソングライターで、これが唯一のアルバムだったと思います。ソングライターとしてはジェリー・ガルシアに曲を提供していたりしています・。

　THE DIXIE FLYERSをバックにしたがえ、それにKEN LAUBERやALLEN REYNOLDS、SUSAN TAYLOR（！）らも参加しています。このメンツで悪かろうはずもなく、なかなかスワンピーなアルバムに仕上がっています。

　熱いタイプの曲もありますが、どちらかといえば落ち着いた印象のアルバム。特にバラードに強力な曲があって、染み入ります。ダン・ペンやスプーナ・オールダムのアルバムあたりと共通する雰囲気だといえば分かりやすいかも。それらのアルバムほどソウル色は濃くないですけどね。確かに派手さはないですが、極上のスワンプ･アルバムだということは断言できます。もちろん名曲揃いで、普通にSSW好きも手に取ってください。

　これってもしかして未CD化？・・・気になってAMAZONで検索してみたらヒットしなかった。こういったアルバムは本当にCD化してほしいなぁ。