addsomemusic2009-07-08



 ただいまのBGMはBILL HAYMESの1970年にリリースされた『I SHALL BE RELEASED』なり。テキサスはヒューストンのフォーク系SSWで、これがたぶん1st(違ってたらゴメンナサイ)。ウディ・ガスリーボブ・ディランの流れのフォーク・スタイルで、ここではアコギの弾き語りで渋く、そして優しく歌ってくれています。


 アルバム・タイトルはもちろんボブ・ディランの曲から。オープニングにこのカバーを配し、他にもウディ・ガスリーやピーター・ヤーロウらのカバーもあります。でもここでの主役は彼の手によるオリジナルでしょう。60年代フォーク・スタイルがベースながら70年代SSWへと繋がる洗練された佇まいも感じさせ、なかなか良い曲が揃っておるんですよね。


 確かに弾き語りのため、淡々とした印象は否めないですが、彼の優しい歌声と、素敵な楽曲の数々でじゅうぶん通して楽しめます。まぁ派手さは皆無ですが、聴くほどのに味が染み出してくるようなタイプのアルバムですね。