addsomemusic2009-07-11



 ただいまのBGMはROBERT LESTER FOLSOMの1976年にリリースされた『MUSIC AND DREAMS』なり。これマイナーSSWによる自主盤で普通は誰も知らないような類のアルバムなんですが、日本では割と認知度は高いようです。もう10年以上経つと思うけど、マイナーなところからだけどCD化されてましたから(今は廃盤)。確かソフト・ロック・ブームの中でCD化されてたんで、そのテの音と一緒に扱われてました。でもちゃんと聴いてみると割りと普通のSSWアルバム(笑)。その後、キリンジのどちらかがカバーしていたそうです(未聴)。


 キーボードやシンセがアルバムを通してよく使われていて全体にポップな印象を受けます。もちろんアコギも鳴っていて自主SSWアルバムの香りもプンプン漂わせているのも間違いないところですけどね。やや線の細いハイトーン・ボイスで、曲によってはニール・ヤングっぽく聴こえたりするのはご愛嬌か。


 このアルバムがそれなりに人気なのはやはり曲の良さに負うところが大きいでしょう。確かに飛びぬけた曲はないかもしれないんだけど、収録された全曲が平均点以上のレベルのものだと思います。捨て曲ナシですよ、ホントに。オープニングのスローなアルバム・タイトル曲かたらグッときます。アコギが心地よいフォーキー・ソング「BIDING MY TIME」は個人的なベスト・トラックですね。


 さすがにオリジナルは激レア。廃盤だけどCDなら探せば出てくるようなものじゃないのかな?大好きなアルバムですので機会があればぜひ!