addsomemusic2009-07-26



 朝から雨でもうジトジトしてて不快指数が高いですね。こんな時はカラッと爽やかなものでも聴こうと思って取り出してきたのはTHE DAWSON BOYSの1982年にリリースされた『PAWLEYS ISLAND』なり。THE DAWSON BOYSはその名の通りBOB DAWSONとED DAWSONの兄弟デュオ。クレジットを見るとドラムにもうふとり名前が書かれてますが、THE DAWSON BOYSのバンドのメンバーということなのでしょうか?詳細は知らないんだけど実質DAWSON兄弟によるアルバムという捕らえ方で問題はないと思います。


 サウス・キャロライナのマイナー・フォーキー・デュオといったところか。ふたりで全てのボーカル、ギター、ベース、ピアノ等を担当。それにドラムのサポートが入るだけの編成のフォーキー・トリオなんだけど、もっとしっかりとした厚みを感じさせてくれます。それは全編に渡るふたりのハーモニーの素晴らしさに負うところが大きいでしょうね。


 全曲が彼らのオリジナルですが、そのレベルが非常に高い。ウエストコースト系の爽やかなメロディにハーモニーといった感じですが、80年代ならではの洗練されたメロディ・ラインに70年代のSSWと違った印象を受けます。案外ネオアコ〜ギター・ポップ好きにもアピールするような内容なのかも。とにかく、これでもかというくらいに素敵に爽やかな曲が揃っています。こんなジメジメした季節にぜひ聴いてほしい1枚ですね。