addsomemusic2009-08-06



 ただいまのBGMはJACK HAMILTONの1973年にリリースされた『JACK HAMILTON』なり。JACK HAMILTONはミシガンのマイナーSSW。知名度は低いかもしれませんが、このアルバムは屈指の名盤だと思います。


 マイナーといっても自主フォーク・サイケ系の音ではなく、もっとオーソドックスなSSWスタイル。アコースティック主体ですが、しっかりとしたアレンジで普通のSSW好きの方のほうが受け入れられると思います。ただ収録された曲のレベルが非常に高い。もう自主盤やマイナー・プレス好きにはノックアウトでしょうね。


 彼自身によるアコギと優しさに溢れたボーカル。それにしっかりとしたバックが彩りを付けてくれていて「歌」を前面に押し出してくれています。フィドルやスティールが入る曲などは、やはり米国的な色合いを醸し出していますね。他にもローズの音色が心地よい曲はもっと洗練された色合いを出してくれます。決してルーラルなサウンドではなく、もっとしっとりとした感じですね。ミディアムな曲も日向のような暖かさを感じさせるし、スローな曲ではそのメロディの美しさにグッときます。


 こんなグレイトなSSWアルバムがUSにはたくさんあります。あまり取り上げられるようなアルバムではないんで、認知度は低いんでしょう。でもこれからもっと人気が出てくるようなアルバムだと思います。