addsomemusic2009-10-14



 ただいまのBGMはJAMES THORNBURYの1981年にリリースされた『NORTH AND SOUTH』なり。JAMES THORNBURYはオレゴンのマイナーSSWですが、1979年に同郷のTHE TREE PEOPLEのアルバム・クレジットに彼の名前を見ることができます。THE TREE PEOPLEの『THE TREE PEOPLE』はアシッド・フォークの名盤として既にその筋の方々には認知されていますね。JAMES THORNBURYはそのアルバムでベースW弾いています。メンバーというわけではなく、録音のセッションに参加したというのが正しいところでしょう。


 そんな彼のアルバムですが、THE TREE PEOPLEにも劣らない名盤に仕上がっています。ロック色もあり、サイキーな魅力に溢れています。ヴァイオリンが結構大きく取り上げられていたり、サイキーなギターが鳴り響いたりで、なかなか熱いかったりもします。それでいてフォーキー寄りのゆったりとしたナンバーもあったりでアルバムとしてのレベルを非常に高いものにしていますね。やや線が細い彼のボーカルもなかなか魅力的。ジャケの素敵だし、マイナーSSWやフォーク・サイケ好きには堪らないアルバムだと思いますね。