addsomemusic2009-10-16



 ただいまのBGMはHOPKINS BRADLEYの1973年にリリースされた『NOTHING HIDES BETTER THAN DARKNESS』なり。といっても私が持ってるのは今年になってVOIDからリイシューされたアナログ盤です。オリジナルは激レアで、ジャケなしの自主フォーク・サイケ・アルバム。再発の際に本人たちの了承を得て新しくジャケが作られたようです。HOPKINS BRADLEYは個人名のようですが、MARK HOPKINSとMICHAEL BRADLEYによるデュオです。肝心の内容の方は、いかにも自主盤らしいシンプルな内容です。ふたりのボーカルとアコギが中心で、曲によってはピアノも入ってますね。そして全体に深いエコーがかかっていいます。曲調もゆったりとしたものが中心で、なんともドリーミーな雰囲気を醸し出しています。そんなドリーミーな曲に深いエコーのためサイキーな魅力がビシバシと伝わってきますね。自主フォーク・サイケ好きの方々には堪らないものがるんじゃないかなぁ。確かにこの内容だとオリジナルがかなりの高額だということも分かる気がします。


 全曲オリジナルで、どの曲も落ちついた曲調で心地よさ抜群です。割とオーソドックスな印象のフォーキー・ナンバー「TAKE A SECOUND CHANCE」とかもう名曲と言ってしまえるようなクオリティです。どの曲も同様のレベルなのは間違いないところですが、曲ごとの良さというよりも全体に漂うドリーミーな心地よさがこのアルバムの最大の魅力でしょう。初めて聴いた時に本当に良いアルバムに出会えたな〜と思いましたよ。ただ思い切りアナログ起こしなんで音はそれほど良くはないですが、これはしょうがないですね。


 試聴