addsomemusic2009-10-17



 ただいまのBGMは加藤和彦の『スーパー・ガス』なり。1971年にリリースされたソロ2作目。60年代から続く彼の長いキャリアの中で1番好きなのはフォーク・クルセダーズの『ハレンチ』とサディスティック・ミカ・バンドの1stなんですが、ソロの中ではこのアルバムが1番好きです。まぁ私らしいといえば私らしいかな。


 基本的にフォーク寄りのSSWに仕上がっていますが、遊び心というか、彼のセンスの良さが存分に発揮されていて、洋楽的なサウンド志向にニンマリです。或る意味、アシッド・フォーク的な解釈もできますね。聴くほどの奥深さが感じ取れます。70年代前半の日本のSSWアルバムの中では屈指の名盤でしょう。今聴いてもまったく古さを感じさせません。


 60歳を過ぎても尚、精力的に音楽活動を続けていました。今年リリースされた和幸の『ひっぴいえんど』も素晴らしかっただけに、突然の出来事に驚きました。彼に何があったのか知る由もありませんが、ただただご冥福をお祈りいたします。