addsomemusic2009-11-10



 以前にこのブログでも書いたような気がしますが、高校生の頃に大好きだったのはTHE BANDとLITTLE FEATが双璧でした。もちろんリアルタイムではないんで、どれだけ渋い高校生だったんだろ?もちろん同級生の中に同じ趣味のヤツはいなかったなぁ。


 リトル・フィートは1枚目から5枚目まではどれも大好き。もう甲乙付け難いくらいの名盤揃いなんだけど、一番評価の高いのは1973年にリリースされた3rd『DIXIE CHICKEN』かな。もちろんこのアルバムが彼らの最高傑作だということに異論を唱えるつもりはありません。もうメチャクチャ聴き倒しましたから(笑)。まだ粗削りな1stやファンキー度が最高の4thや、ビル・ペイン色が濃い5thも好きなんだけど、改めて聴いてみるとやっぱり『DIXIE CHICKEN』がいいですね。もうカッコよすぎで本当に手に汗握ります。


 新メンバーも加わったこのアルバムで一気にファンキー度が増して更に南部色が濃くなった。1曲目の「DIXIE CHICKEN」から最高で、この曲がアルバムのイメージを象徴しています。まさに完璧。ローウェル・ジョージの渋いボーカルやギターそしてソングライティングが注目されますが、他のメンバーの力がなければこれほどの熱い演奏は不可能です。もうバンドとしての一体感が熱いくらいに伝わってきますね。曲だって「WALKIN ALL NIGHT」とか他のメンバーも良い曲書いてますから。ちなみに個人的に好きなのは「FOOL YOURSELF」(笑)。ボニー・レイットやボニー・ブラムレットも熱いコーラス参加も見逃せないですね。


 これぞアメリカン・ロックです。まさに最高峰の1枚なんで、もし聴いたことがないロック好きの方がおられたら、すぐに買いましょう!



ディキシー・チキン

ディキシー・チキン