addsomemusic2009-12-14



 ただいまのBGMはBOB DESPERの1974年にリリースされた『NEW SOUNDS』なり。オレゴンのマイナーSSWで、これが唯一のアルバムかな?違ってたらゴメンナサイ。一言で言ってしまえばローナー・フォーク・サイケ。全編アコギの弾き語りで歌っています。シンプルな演奏に深いエコーがかかっていて、なんともサイキーな雰囲気がプンプン漂っています。SSW好きというよりもアシッド・フォーク〜サイケ好きの方々が探しているような内容のアルバム。

 1曲を除き全て彼のオリジナル。全体に落ち着いたタイプの曲ばかりで、軽快な印象はありません。まぁ「暗い」といってしまえばそれまでなんですが(笑)、それが地味ながら胸を打つような曲が揃っているんだから不思議なもんです。これこそが名盤たる所以なんでしょうね。


 最近特に人気なようですが、オリジナルは激レアで、海外では非常に高い評価を得ています。もちろん私がこんなレア盤持ってる筈もない。一生聴くことはないだろう・・・と思っていた1枚ですが、なんとアナログで再発されたんでゲットいたしました。そのリイシュー盤もかなりマイナーなところからっぽいんで興味のある方はお早めに。ジャケや盤、インサートも含め丁寧な作りに満足なんですが、実際に「音」を聴いてしまうとオリジナルで欲しくなる罪作りなアルバムですね(笑)。リイシュー盤には1972年にリリースされた7inchもセットになっています。