addsomemusic2010-01-03



 ただいまのBGMはENDLESS KNIGHTSの1975年にリリースされた『BACK FOR MORE』なり。マサチューセッツの4人組。自主盤かな?思い切りマイナーなフォーキー・バンドなんですが、このテのマイナーなバンドならではの質感が堪らなく好きです。まぁスカスカのフォーク・ロックって感じなんだけど、いわゆるフォーク・サイケと呼ばれるようなUSのマイナー好きにはオススメいたします。


 ギター3人とパーカッションという編成。曲によって、リーダー格と思われるSTEVE ELDRIDGEがピアノやフルートも演奏しています。数曲でドラムが参加している程度。マイナー録音ならではの生生しさ・・というかヘナチョコなボーカルと録音でメジャーに慣れ親しんだ方の耳には厳しいかも。でもこのテの音はクセになるんですよね。


 A面の大半をSTEVE ELDRIDGEが曲を書いています。飛びぬけた曲はないんですが、どれもツボを心得たような曲ばかりで、なかなかのセンスを感じさせます。A面ラストにはなぜかNEIL DIAMOND MEDLEY!まさかニール・ダイアモンドの名曲がメドレーで歌われるとは。彼ら自身、決してマイナー志向ではないんでしょうね。他にもカバーでは定番の「I BELIEVE IN MUSIC」やジム・クウェスキンの「RAG MAMA」とかもやってます。「RAG MAMA」での楽しいジャグ・バンド・スタイルでの演奏も良いですね。メンバーのBOB KNIGHTLYによるオリジナル「TOMMIE CRAPPER」「FLOWER OF MY EYE」もジャグ調のナンバーで底抜けに楽しいです。おふざけ過ぎる「GITARZAN」とかもあってB面は楽しめる感じ。


 USマイナー音楽がお好きな方にはオススメです。ほとんど知られていないバンドだと思いますが、見かけたらぜひ手にとってみてください。私はかなり好きです!