addsomemusic2010-01-25



 ただいまのBGMはBOB HINKLEの1971年にリリースされた『OLLIE MOGGUS』なり。AMPEXからリリースされたたぶん唯一のアルバム。ウッドスットック・サウンドあたりが好きな方のほうがお馴染みのアルバムなのかもしれませんが、どちらかといえばジョイムズ・テイラーを思わせるようなSSW系のアルバム。適度なカントリー・ロック色はエリック・ワイズバーグが全面的にバックアップしているからかな?


 1曲目のタイトル曲がいきなり軽快なサウンドで心地よいんだけど「MYSTERIES AND MEMORIES」のような弾き語りも悪くない。トラディショナルの「ROLL IN MY SWEET BABY'S ARMS」ではエリック・ワイズバーグの本領発揮ともいえるバンジョーの音色が気持ちよいインスト。いかにもなストレート直球SSWソングともいえる「UNBORN LULLABY」が個人的なベストかな。基本的に直球タイプには弱いもんで。


 彼はこの後、バックを務めたエリック・ワイズバーグ、ラッセル・ジョージやトム・チェイピンらと共にMOUNT AIRYを結成して1973年にアルバムを1枚リリースしています。こちらはカントリー・ロックなアルバムで珠玉のデキ。「犬ジャケにハズレなし」とは誰が言った言葉か分かりませんが、猫ジャケにもハズレはないですよね。


 このジャケを見る度に遠藤賢司の『nyago』を思い出してしまうんだけど、リリースはエンケンのほうが先なんですよね。余談でした(笑)。