addsomemusic2010-02-02



 ただいまのBGMはUTAH ST. JOHNの1980年にリリースされた『SHORT STORIES』なり。コロラドのマイナーSSWデュオ。ギター、ベースを担当している"UTAH" MIKE McGUFFEYとドラム、パーカーショッン担当のROBERT ST. JOHNの二人だけによる演奏。アルゾ&ユーディンを思わせる編成で、確かに彼らのようなグルーヴィーな演奏が中心。だけどアルゾ&ユーディンと違い、二人だけの演奏なもんで音数も少なく、研ぎ澄まされていてクールな印象を強く受けます。これがもうめちゃくちゃカッコイイんだ。エレキやドラムの演奏もあるんだけど、アコギとコンガによるアコースティック・グルーヴなナンバーが最高にイカしてます。


 全曲オリジナルでそのレベルも高い。やや鼻にかかったようなボーカルだけど、簡素ながらハーモニーもあったりしてます。アシッド・フォーク〜フォーク・サイケ好きには喜ばれるような内容かもしれませんね。1980年のリリースなんだけど70年代フィールはビシバシと伝わるし、それに80年ならではの洗練された肌触りが絶妙なんですよね。


 まだほとんど認知されていないようなアルバムで本当に知る人ぞ知る・・・といったレベルかもしれません。ほとんど見かけることもないようなレア盤なんですが、今後もっと評価されていくと思われるアルバムなんで見かけたらぜひ!