addsomemusic2010-02-12



 ただいまのBGMはNORM HACKINGの『CUT ROSES』なり。カナダのSSWで、なんともいえぬ心地良さがバツグンの和みの1枚。1980年にリリースされた2ndで、1stはライブ盤でした。裏名盤といよりもっと知られた存在だとは思うんだけど、たぶんCD化されてないと思うのでこちらで取り上げておきます(CD化されたらゴメンナサイ)。


 とにかく和み系グッドタイミーな楽曲の数々が素晴らしいです。ちょっとポッチャリとした風貌からは穏やかな人柄が感じ取れ、それがそのまま歌になったような存在感があります。やや鼻にかかったボーカルではありますが、それが却って「緩さ」を冗長させていますね。


 女性ハーモニーが付いた「BLIND AGAIN」や「SAMMY」などはヴァイオリンやスティールが入ってたりでルーラルな雰囲気を醸し出しています。個人的な聴きどころはホーンが入った「GO DOWN DANCIN'」かなぁ。この曲でホーンとマンドリンを担当しているのがORIGINAL SLOTH BANDのメンバーだったりしています。ORIGINAL SLOTH BANDは本当にグッドタイム・ミュージック満載なバンドで素敵なアルバムをリリースしています。まさにNORM HACKINGとの相性バッチリってところですね。もう1曲「IF YOU WANT TO LOVE ME」にも参加してくれています。他にもアコギとベース、スティールのみのゆったりとしたフォーキー・ナンバー「FIRST SONG FOR JEWEL」あたりはツボでございます。


 中古屋やヤフオクなどでも割と安く見かけるんで、気になった方はぜひ聴いてみてください。