addsomemusic2010-02-20



 レコード・コレクターズを買わなくなって久しいですが、今月号がシンガー・ソングライター特集だったので久しぶりに購入。表紙はジェイムス・テイラーですが、一瞬チャーリー・ブリークの『LET ME IN』のジャケ?なんて勘違いした私のような方は他にもいるのかなぁ・・・いるわけないか(笑)。


 毎日にようにメジャーからマイナーなものまでSSWを聴きまくってるような私にはレココレの記事も「今更・・・」ってレベルなんだけど、若い人にはこんなレベルから説明しなくちゃいけないんでしょうね。SSWの名盤100はまぁ可もなく不可もなくといったところでしょうか。圧倒的なボリューム不足なのは否めないですね。それにシンガー・ソングライターって括りが大きすぎるんですよね。アルバム選も例えば「60年代」「西海岸」「東海岸」「南部」「その他」「カナダ」といった括りにするとか、他にも「フォーク」「フォーク・ロック」「カントリー・ロック」「ウエストコースト」「スワンプ」などなどジャンルを分けるとかもっといろんな角度からSSWを検証してもらいたかったです。一応マニア向けの「奥深い15枚」なんてのもありますが、15枚ってのはいささか中途半端ですよね。最近、このジャンルのCD化も進んでるんでもっと突っ込んでも良かったと思います。


 なんて生意気なこと書いてますが、実はレココレで取り上げられていた名盤100の中で未聴のものが5枚もありました・・・不覚です。更に「奥深い15枚」も未聴が2枚・・・。SSWの裏名盤なんて書いてる場合ではないですね。更に精進致します(笑)。


 なんやかんや言いながら、やっぱり大好きなジャンルなんで楽しんで読ませていただきました。レココレさん、今度はもっと踏み込んで、以前やったサイケ特集並みのコアなSSW特集をお願いします。その時なアルバム選のメンバーに呼んでくださいね(笑)。


 そんなわけで、ただいまのBGMはジェイムス・テイラーの1972年にリリースさっれた『ONE MAN DOG』なり。もうすぐ来日ですね。とりあえずジェイムス・テイラーのアルバムの中ではこれが1番好きです。全18曲もあって3分以下の小品が多い。自宅での録音もあったりとリラックスした作りが良いですね。バックはもちろんダニー・クーチ、ラス・カンケル、リランド・スクラー、クレイグ・ダーギ。確かなバック陣で、適度にアコースティックなサウンドを残しつつ、R&B〜ソウルの影響を感じさせるファンキーなサウンドが堪りません。他にもシールズ&クロフツクロフツジョン・ハートフォード、リヴィングストンを除くテイラー兄弟、ジョー・ママのアビゲイル・ヘイネス、カーリー・サイモンリンダ・ロンシュタットと豪華ゲスト陣が参加しています。なかでもリンダとは「ONE MORNING IN MAY」をデュエットしていて、なかなか良いデキなんですよね〜。本当に良いアルバムです。