addsomemusic2010-03-12



 ただいまのBGMはCHUCK WINANS & GEOFF BROWNの1981年にリリースされた『TRAVELING SHOES』なり。およそ80年代にリリースされたとは思えないようなルーラル・フォーキー・アルバム。もうアメリカのローカルなところでは時代に左右されない音が延々と歌い継がれているんですよね。フォーク、カントリー、ブルース・・・といった50年代から変わらないサウンドなんですが、まぁ曲作りなんかはその時の時代を感じさせてはくれますが、基本的には何も変わらない。CHUCK WINANS & GEOFF BROWNはニューヨークなんでローカル・・・って響きはアレなんですが。


 CHUCK WINANSが主にギターとマンドリン、GEOFF BROWNがハーモニカを担当しています。それに二人のボーカルに最低限のバッキングが付く程度。アルバム・タイトルのようにホーボー系のメロディやサウンドが堪んないです。このテのルーラルな音は大好きなんですが、こと日本では人気がないんですよねぇ。このアルバムではカントリー色はそこまでキツクないんで、普通にフォーキー・アルバムとして聴けるとは思います。全曲オリジナルなんですが、そのどれもが良いデキなんで安心して聴ける和みの1枚。アメリカの良心ともいえるサウンドなんでもっと多くの方に聴いてもらいたいなぁ。でも英国かぶれが多い我が国では評価されないタイプなんでしょうね。残念です。