addsomemusic2010-03-16



 さっきまでディランを聴いてたんだけど、なんだか急にスプリングススティーンが聴きたくなって取り出してきました。ただいまのBGMはBRUCE SPRINGSTEENの1973年にリリースされた『GREETINGS FROM ASBURY PARK, N.J.』なり。これが記念すべきデビュー作。これが本当にデビュー作?なんて疑いたくなるような素晴らしいアルバムだと思っています。ディランを彷彿さるような、まさにマシンガンの如く吐き出される「言葉」に圧倒的なパワーを感じさせます。バンドでなくソロとしてのデビューのためかやや大人しめな印象。でもここで聴けるのは紛れもなくロックです。すでにクレモンスのサックスが大きな効果をもたらしていますね。なんとも粗削りなアルバムなんですが、それがこのアルバムの最大の魅力でしょう。


 マンフレッド・マンもカバーした「BLINDED BY THE LIGHT」のルーズなノリが堪らなくカッコイイ。ラストを飾る「IT'S HARD TO BE A SAINT IN THE CITY」も同様にイカしてます。本当にカッコイイ曲ばかりなんですが、いささかインパクトの弱い曲があるんですよね。そんなわけで、個人的にスプリングスティーンの最も好きなアルバムは次作の『青春の叫び』だったりしています。こちらは最強です。


 もちろん『明日なき暴走』も好きですが、今では最初の2枚しか聴かなくなっちゃった。