addsomemusic2010-03-18



 ただいまのBGMはSEEDSの『HYMNS FOR A NEW AGE』なり。SEEDSといっても60年代のサイケ・バンドではなく、MARCUS ALLENのソロ・ユニットといったところかな。1978年にリリースされた1stで、マイナーなアルバムなんだけど人気盤だったりしています。アシッド・フォークなアルバムとして取り上げられていますが、ニュー・エイジ色もあり、そのバランスが絶妙。ボーカルも良いし、なんといってもアルバム全体を覆うかのようなビブラフォンの音色が心地よすぎます。


 アルバム通してスローな曲が中心で派手さは微塵もない。といってもアシッド系にありがちな暗さもそれほど感じさせないんですよね(いや、やっぱり暗いかな?)。もちろん爽やかなアルバムではないですが、こうした感覚がこのアルバムの魅力なんですよね。海外でも評価の高い1枚ですが、特に日本ではその筋の方々に絶大なる評価を得ているような気がします。


 アルバム通して聴けるようなクオリティの高い曲が揃ってるし、哀愁味を帯びたボーカルも儚さが漂っていてツボです。なるほど人気なのも頷けますね。確かに日本人ウケしそうなタイプのような気がします。なんの根拠もないんですが、ここらあたりを韓国の某レーベルあたりがCD化してくるのでは?なんて予想しています(笑)。日本では売れると思いますよ。名盤です。