addsomemusic2010-03-30



 もう大大大好きなアルバムが韓国のBIG PINKからCD化されました。もうこのレーベルは本当に凄いですね。USのマイナーどころを次々とCD化してくれて毎回驚かされます。そんなわけで、ただいまのBGMはBRIAN CULLMANの1975年にリリースされた『BRIAN CULLMAN』なり。オリジナルは結構なレア盤で残念ながら私は持っていないんですよ。ただ知人に聴かせてもらうことができ、それ以降は愛聴盤。念願かなってのCD化に歓喜しているところです。今回のCD化はBRIAN CULLMAN自身もけっこう絡んでるようで、ボーナス・トラックが6曲も収録されているし、ライナーにコメントは寄せているし、新たに『BEBEATH THE COLISEUM』というタイトルも付けたようです。


 驚くべき6曲のボートラなんですが、なぜかCDの頭に収録されてるんですよね。本編は7曲目から始まります。このボートラなんですが良い曲もあるんですが、大味でイマイチなのが多いんですよね。だからこのCDで初めて聴かれる方は絶対に7曲目から聴いてほしいです。オリジナル・アルバムの1曲目を飾る「SAFETY」からもう最高ですから!


 SSWアルバムなんだけど、バンド編成によるサウンド。メンバーの中にヴァイオリンでROBIN BATTEAW、ギターにBOB McCATHYの名前があるのに要注目ですよね。もちろんバンド・スタイルの曲だけでなくSSWスタイルの曲まで揃っているんですが、これがまた名曲揃いなんですよ。「SAFETY」はアルバム中もっとも軽快なナンバーで、なんともヘナチョコなコーラスがガレージ・バンドっぽくて大好き。ピアノを中心に据えた曲あるし、オリジナルは全7曲と少ないですが聴きごたえはあります。もちろん捨て曲なんてありません。まさにマイナーSSWアルバムの大名盤だと思います。ボートラではCDのオープニングを飾る「I KNOW」がアシッド・フォークで素晴らしいですね。