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　ただいまのBGMはサニーデイ・サービスの『本日は晴天なり』なり。待ちに待ったリリースに歓喜しています！サニーデイ再結成によるアルバムなんですが、オリジナル・アルバムとしては10年ぶり！『若者たち』のリリースからちょうど15年だそうです。再結成アルバムってのはイマイチなものが多いですが、曽我部恵一のソロやソカバンでの活動の充実ぶりから、この再結成アルバムには期待していました。

　1曲目の「恋人たち」からまんまサニーデイな音に思わずニンマリ。ソロともソカバンとも違うサニーデイの曲にちゃんと仕上がってるんですね。面白いなぁ。ソングライティングには絶対の信頼感があるんで安心して聴けました。大きな変化というものは感じ取れませんが、やや「こなれてる」という印象はありますね。解散後10年の経験なんでしょうね。メロディは甘酸っぱいんですが、『東京』や『愛と笑いの夜』で聴けたものとは微妙に違うかなぁ。どちらが良いとか悪いではなく、どちらもサニーデイなわけで、まぁ成長した音なんだなと。良くも悪くも落ち着いてしまった印象はありますね。昔のような魔法は解けてしまいましたが、良いアルバムです。

　基本的に学生の頃から洋楽志向のためか、リアルタイムで好きな日本のアーティストってそんなに多くないです。サニーデイ・サービスが『若者たち』をリリースした時は既に大人になってましたが、あの時の衝撃は今も忘れません。とにかく日本のバンドでリアルタイム聴いていて、いまだに好きなバンドって本当にサニーデイくらいかなぁ。大好きです。

本日は晴天なり