addsomemusic2010-04-24



 ただいまのBGMはBOOKER Tの1974年にリリースされた『EVERGREEN』なり。このブログでソウル系のアルバムを取り上げるのは珍しいですね(笑)。BOOKER TはもちろんBOOKER T. JONESで、60年代にソウル・インスト・バンドとして活躍したBOOKER T & MGSのメンバーでもあります。その後、プリシラとのデュオ・アルバムも出していましたが、この『EVERGREEN』は1stソロ。


 コテコテのファンキーなソウルと違い、もっと落ち着いた印象のフォーキー・ソウル。こういった感触がブラック苦手な私でも受け入れられた要因なんでしょう。初めて聴いたのがフリー・ソウルのコンピ。そこに収録されていた「JAMAICA SONG」がメチャ気に入ってアナログを購入したんですよね。ブッカーTのアルバムなんてメジャー級なんで、とっくにCD化されてるのかと思ってたら今まで未CD化で、今月ようやくの世界初CD化となったようです。「JAMAICA SONG」はちょっと前にCMでも使われていたんで聞いたことがある方は多いと思います。この曲や「MAMA STEWART」とかフォーキー好きの私にはストライクですね。他にもMGSを彷彿させるオルガン・インストとかもあったりしています。SSW的でメロウな「SONG FOR CASEY」は名曲デス。


 収録された曲は名曲揃いだし、ブッカーTの甘いボーカルも素敵。それにデヴィット・T・ウォーカーがギターで参加していて、これがまた最高に素敵な演奏を聴かせてくれてるんですよね。デヴィット・T好きは押さえておきましょう。



エヴァーグリーン(紙ジャケット仕様)

エヴァーグリーン(紙ジャケット仕様)