addsomemusic2010-05-01



 ただいまのBGMはHICKORY WINDの1969年にリリースされた唯一のアルバム『HICKORY WIND』なり。60年代後半のサイケ・バンドというよりヘナチョコ・フォーク・ロック・バンドといったほうがしっくりくるかな(笑)。サイケ本に載っていたり、その筋の方々には認知されたアルバムで、特に海外での評価は物凄く高いです。まぁオリジナルは見ることもないような激レア盤ですが、韓国からCD化もされてます。


 基本はガレージ・バンドという括りなんでしょうが、自主盤ならではのモコモコした音質にチープで軽い音がいかにもサイケ。このテのバンドはたくさんいるんでしょうが、このバンドには不思議と惹きつけられる魅力を感じてしまうんですよね。いきなりスローな曲で始まるかと思ったら、次はファズ炸裂だったり、シャーラタンズを彷彿させるノスタルジー・ナンバーまであって最高にイカしてます。案外本人たちはバーズやバッファローのようなサウンドを狙ったのかもしれませんが・・・。味のあるジャケとともに愛聴盤なんですが、万人受けはしませんのでオススメはあまりいたしません(笑)。