addsomemusic2010-05-16



 WIDSITHの1972年にリリースされた『MAKER OF SONG』がアナログで再発されました。オリジナルを持っているのについ買ってしまった(笑)。まぁそれくらい内容が素晴らしく、且つ人気盤でございます。で、この再発盤なんですが、かなり良いですね。作りが全くオリジナルと同じ仕様なのが嬉しい。オリジナル盤と見比べてみたんですが、レーベル面はもちろんレコード番号からなにからなにまで全く同じ。オリジナルを持っていなければ再発盤と分からないくらいですよ。まぁジャケの作りがアメ盤とは違うんで、たぶんアメリカ以外で作られたものだと思います。普通にアメ盤を買い続けてる人にならすぐに分かりますが。


 とりあえず、以前に書いたものをコピペしておきます(手抜き)。


  ジャケの良いものは中身も良い・・・というのが持論なんですよ。私のように名も知らぬSSWやフォークを漁っていて購入の決め手となるのはやはりジャケですからね(笑)。基本的にモノクロとかの地味ジャケが好きなんで我が家にはそんなレコばかりが揃っています(笑)。


 ただいまのBGMはWIDSITHの1972年にリリースの『MAKER OF SONG』なり。これも一時期、ジャケに惹かれて随分探した記憶があります。こちらの希望購入価格がかなり低かったこともあり、入手するまで結構かかってしまいましたが(笑)。海外でもそうですが我が日本でもそれなりに認知された人気盤だと思います。記憶違いだったら申し訳ないけどブラックホークの99枚の中に選ばれてなかったっけ?ニュージャージーのマイナーな部類だと思うけどお押さえてる方はちゃんと押さえてるんですね。素敵です。


 BOB TEARとED MCCAFFERTYの二人によるデュオ。二人によるギター・サウンドが印象的ですね。リード・ボーカルはBOB TEARで、彼はアコギも弾いています。2曲の共作を含め全曲が彼の手による楽曲なんで、彼を中心としたデュオなのかもしれない。ED MCCAFFERTYはべースにギターが中心でコーラスも付けています。このアルバムが弾き語り中心の地味な作りになっていないのは、彼のギターの味付けが大きいと思います。割と明るめな曲が多いんで、アコギと歌を中心に彼のエレキの装飾が厚みを増して素敵な楽曲として成り立たせていますね。


 BOB TEARのやや鼻にかかったような声質が多少好き嫌いが出るところかもしれませんが、メロディ・ラインの素晴らしさに大きな問題は感じないでしょう。ボトルネックが鳴り響くブルージーな「THE MIGHTY OWL」があったり穏やかなフォーキー・ソング「THE RIVER」があったりとバラエティ豊かに良い曲が揃っています。名盤です。オススメ!