addsomemusic2010-06-03



 ただいまのBGMはCY TIMMONSの1976年にリリースされた『WORLD'S GREATEST UNKNOWN』なり。ほとんど詳細不明なんですが、これがたぶん2nd。既に1st『CY TIMMONS』はこのSSWの裏名盤で取り上げ済みです。たぶんこの2枚しかアルバムはリリースされていないと思いますが、この2枚は本当に素晴らしいんですよ。マイナーSSW好きにはマストでしょう。


 前作はある程度のバック演奏が付いていて、どことなくジャジーな雰囲気が漂っていたアルバムでしたが、このアルバムでは基本的に全編アコギの弾き語りになっています。曲によってはパーカッション等のわずかな他の楽器の音も聴いてとれます。とにかく彼の歌声の素晴らしさと、素晴らしすぎる楽曲の数々にノックアウトされちゃいますね。確かに弾き語りなんでシンプルで地味な印象はぬぐえませんが、そのテの音に慣れ親しんだ方なら、このクオリティには脱帽モノだと思います。弾き語りでもジャジーな雰囲気の曲もあったりしますからねぇ。センスの良さがアルバム全体を通して滲み出ています。まさに名盤。


 このアルバムは1stもそうだったんですが、ジャケが何種類か存在しています。まぁこのモノクロ写真を張り付けただけのアナログが一般的かな。このアルバムにはデニム・ジャケが存在するんだけど、なかなかお目にかからない。個人的にはかなり欲しいんですけど。でも、どのジャケもそれなりにレアで、海外でも非常に評価が高いです。まだまだ日本では認知度が低い感じなのが残念ですね。彼のアルバムは2枚とも全てのSSW好きは必聴でしょう。韓国あたりでCD化してくれないかな〜。