addsomemusic2010-06-13



 ただいまのBGMはJUST USの1966年にリリースされた『I CAN'T GROW PEACHES ON A CHERRY TREE』なり。「SSWの裏名盤」として取り上げようかと思ったんですが、さすがにこれはねぇ。確かにCD化されていないようですが、66年という時代もあり一聴は普通のフォーク・アルバムです。


 JUST USはAL GORGONIとCHIP TAYLORによるデュオ。この二人はソングライターとして有名ですよね。このアルバムにはギターでTRADE MARTINも参加しています。この3人がそのままゴルゴーニ、マーティン&テイラーとなるわけです。他にもギターでWALTER RAIMが参加しているのも見逃せませんね。


 二人のソングライティングは既に素晴らしいものがありますね。よくは知らないんですがアルバム・タイトル曲はヒットしたんじゃなかったかなぁ。66年のリリースということもあり70年代のSSW的な味わいには遠いく、まだTIM HARDINとかに近い感じですね。確かに普通のフォーク・アルバムといった様相なんでが、曲によってはポップだったり、アシッド色があったりして、単純に60年代フォークでは片づけられないような特別な空気は持っています。アコースティック中心なサウンドにハーモニーも良く安心して聴けるような素敵なアルバムに仕上がっていますね。ティム・ハーディンの名前を出しましたが彼の「REASON TO BELIEVE」のカバーもあります。他にも「LET IT BE ME」のカバーも秀逸です。