addsomemusic2010-06-15



 ただいまのBGMはERIC TAYLORの1981年にリリースされた『SHAMELESS LOVE』なり。テキサスのSSWで、今もなお現役で数多くのアルバムをリリースしており、今では大ベテランにとなった彼のこれが1st。1981年という時代にジャケの印象からAORっぽいイメージもありますが、70年代フォーキー・サウンドにニンマリ。全体的にミディアム・スローな曲ばかりでアシッド・テイストも味わえたりします。ガイ・クラークとかタウンズ・ヴァン・ザントあたりのイメージかな。


 ほぼ全曲が彼のボーカルとギターを中心としたシンプルな音。それに曲によってベースやパーカッション、チェロ、ピアノ等が加わる程度です。それになんといってもこのアルバムで1番効果をあげているのはサポート・ボーカルが付いた曲でしょうね。なんとナンシー・グリフィスが数曲でコーラスで参加しています(彼女のアルバムにエリック・テイラーは参加していますね)。もちろんナンシー・グリフィス以外のボーカルが入る曲もありますが、どれも素晴らしい。彼のボーカルがやや線が細く鼻にかかったようなタイプの声質なんで、余計に女性の声が絡むといい塩梅になるんですよね。


 曲もいいし、全体に落ち着いた印象でSSWアルバムとしてはクオリティは高いです。CDも出ていたと思いますので見かけたら手に取ってやってください。