addsomemusic2010-10-21



 どうやらSEVERANCE & CASSIDYの『SEVERANCE & CASSIDY』が韓国のRINERMAN MUSICからCD化されるようですね。マイナーSSW好きの中でもまだまだ認知されていないような存在だと思うんで快挙でしょう。SEVERANCE & CASSIDYのアルバムについてコメント付きで取り上げていたのは、たぶん私のブログくらいじゃないのかな?CD化にあたって今後いろんなところで取り上げられるとは思いますが。そんなわけで、以前に書いたものをそのままコピペしておきますので、興味をもたれた方はぜひ買ってみてください。




 ジャケの良いアルバムって、それだけで内容2割り増しって感じがしません?私は内容とジャケがセットだと思ってるクチなんで、いつもそんなことを思っています。まぁ聴いたこともないマイナーなレコを買う時なんてほとんどがジャケ買いになっちゃいますからね。だからダメ・ジャケで内容の良いものってのは誰かに教えてもらわない限り手が伸びることはありません(笑)。


 地味好みなんで、モノクロ・ジャケには非常に弱い。いま聴いてるSEVERANCE & CASSIDYの1978年にリリースされた『SEVERANCE & CASSIDY』もそんな素敵なジャケで聴く前から素敵なアルバムに間違いないと断言できそうな雰囲気ですよね。実際に聴いてみてまさにその通りだったら本当に最高です。そんな出会いを求めてマイナーなレコを探してるのかもしれません。


 DON SEVERANCEとGARY CASSIDYによるSSWデュオ。DON SEVERANCEはボーカルとギター担当で、GARY CASSIDYはボーカルとベース。ほとんど二人だけによる演奏なんですが、数曲でギターのサポートが入ります。そんなわけでほぼアコギとベースの音色が中心に二人のボーカルというシンプルなサウンド。デュオといってもハーモニーをバッチリ決めるというわけでもなく、リード・ボーカルに僅かなコーラスを付ける程度。ボーカルの中心はDON SEVERANCEかな?収録された楽曲も1曲を除いて全てDON SEVERANCEの手によるものだし、プロデュースも務めています。全体的にDON SEVERANCEが中心に作られていると思います。


 全体的にスローな楽曲中心で、シンプルに歌い上げてくれています。派手さは全くなく淡々と歌ってるんだけど、なかなか染みる曲が多いんですよね。確かに飛びぬけた楽曲はないかもしれませんが、SSW好きの方々だったらなかなかツボを押さえた瞬間が幾度となく感じ取れると思います。地味ながら良い曲が揃っていますね。メロウかつフォーキーな音触りにその筋の方々にはストライクど真ん中でしょうね。激オススメです。